先日行われたキャノンデール2020モデルの発表会に参加致しました。
簡単では有りますが、各種バイクの御説明と個人の印象ではありますがインプレッションを。
*Super Six Evo 「ジャンケンで必ず勝つには? そう、後出しすれば必ず勝てる。」
UCIの規定が変更。フレーム形状の自由度が上がり、所謂エアロ形状様の空力性能を前面に押し出した、他メーカーのバイクが次々とデビューしていく中、満を持して登場した新生「Super Six Evo」。
そのカタチを初見した際の正直な感想、「キャノンデールよ、お前もか・・」。
しかし形は似ていても、そのアプローチは全く違っており大変興味深いものがありました。
空力性能は現状の規定範囲でこれがベスト。
ではこのカタチに於いて他性能の向上を図る為には・・と既に完成の域に達していたかと思われていたSuperSixEvoの開発をドラスティックに敢行、完成したのが新生EVOでした。
参加したプレゼンテーションでは、ラボでの各種性能試験の結果が示されたのですが、他メーカーのフラッグシップ群も同時テスト。並み居る強豪達をことごとく上回る結果が次から次へと・・。
世に出回った新形状の各社トップエンドを徹底的に上回る為の最後発だったのか・・そう思わせる程のフラッグシップ誕生秘話でした。
そして・・・上記のプレゼンテーションで示された各数値はラボでのベンチテスト故、「また実走とは違う」と思われるかも知れませんが、次のライドインプレでは・・
「高性能を十二分に体感として享受することが出来る」
実際に試乗してみるとキャノンデールらしさ、つまり操作感に於いてのニュートラルな特性が「らしい」。
そして全てが快適です。組み合わされるタイヤもしなやかな物が付いていますが、これはやはりフレームから来る特性の様。
驚くなかれ縦方向の柔軟性は実に同社シナプスハイモッドをも上回るという・・。
BB付近の硬さや前後スルーアクスル化による末端の硬さも余り感じません。これは逆に一部の硬さが強調されずに、超絶バランス良くまとまっている証左では無いかと・・。
曇りがちだった空から雨粒が音をたてて落ちて来ましたが、しなやかな25Cタイヤと油圧ディスクブレーキ、かつそれを受け止める躯体は雨天時においても頼もしく、ケイデンス重視でスルスルと進んで行きます。
気付けばスバルライン迄来てしまったのでそのまま進みます。ダンシングに移行しても違和感等無く、失速せずに速度を上げて行ける・・楽しいなあ!
これ程までに高性能ながら、さらりと乗れてしまう所がキャノンデールらしさか・・・。
このまま上り続けたいと思いましたが、CAAD-13とTOP STONEが待っている為、後ろ髪惹かれる思いにてスバルラインを後にしました。
CAAD13編へ続く
店長しかたに
店長しかたに